火災保険の更新案内が届いてたけど、
まだ時間もあるし後回し。
気づいた時には保険が切れてたという人は要注意。
火事で自宅が全焼しても住宅ローンの返済は残ります。
現在火災保険が切れてしまっている人は、すぐに加入することをおススメ。
ただし保険料は保険会社によって結構差があります。
10万円以上の差がでることもあるので、
火災保険一括見積もりで安い保険会社を探しましょう。
FPで火災保険の販売資格も持つ私が解説します。
火災保険が切れているリスク
火災保険が切れている状態で事故が起きても、当然保険金は貰えません。
住むところを失って、保険も貰えないとなるとその後の生活は苦しくなります。
火災保険更新しないとどうなる?
火災保険は更新をしないと、契約が切れて保険がなくなります。
自動更新の特約をつけていない限り、勝手に更新してくれないので注意が必要です。
無保険の状態で火事や災害が起こってしまった場合、修理費用や再購入費用は全額が自己負担に。
損害はどれくらいになる?
無保険の間に火災や自然災害が起きると、どれほどの損害になるのでしょうか。
家が全焼してしまうと、住むところだけでなく家財も同時に失い損害はとても大きなものになります。
2023年に損害保険料率算出機構が発表した資料によると、火災による保険金の支払いは平均で約470万円。
水災では約480万円といずれも大きな損害であることがわかります。
件数 | 保険金(億円) | 1件あたりの保険金(円) | |
火災・破裂・爆発 | 7,916 | 362 | 4,574,672 |
落雷 | 37,889 | 126 | 334,239 |
自然災害 | 258,659 | 1,520 | 587,954 |
その他水漏れ等 | 350,783 | 879 | 250,706 |
出典:損害保険料率算出機構「火災保険・地震保険の概況(2022年度版)」
火災保険の未加入率は?
内閣府の資料によると2015年時点の推計で火災保険の加入率は約82%。
少し古いデータですが8割以上の人が保険に加入していることがわかります。
預貯金で賄えない損害には保険の備えが必須
今の住居を失っても住むところに困らない人は慌てて火災保険に入る必要はないかもしれません。
そうでない人は保険で万が一に備える必要があります。
火災保険が切れてた人に起きた悲劇
私が銀行で働いていた時、実際にあった話を紹介します。
家が全焼しても住宅ローンは免除にならない。
住宅ローン返済中に火事で全焼
ある日、私が担当していたお客様から電話がかかってきました。
住所が変わったので変更の手続きをしたいという内容です。
そのお客様は住宅ローンを利用していたので、引っ越すのはおかしいと思い事情を聞きました。
火事で家が全焼し仮住まいに引っ越すという事でした。
私が火災保険の請求状況を聞いたところ、更新を忘れて無保険だったとのこと。
家賃とローンの二重苦
家が全焼しても住宅ローンは免除になりません。
仮住まいの家賃と住宅ローンの2重の支払いが重くのしかかります。
更に家賃だけでなく、家財や引っ越しに伴う出費もバカになりません。
火災保険が切れてた結果
最終的にこのお客様は残った土地を売却しローンを完済。
夢のマイホームを手放し、マンションを借りて暮らすことに。
近隣で手ごろな物件が見つからず、小学生の子どもは転校。
購入時に頭金を多く用意していた為、土地を売却してもローンが残るという最悪の事態は避けられましたが後味の悪い結果になってしまいました。
火災保険が切れてた時の手順
火災保険が切れてしまった場合、すぐに手続きをしましょう。
火災の損害は金額が大きく、保険で備える事が必須です。
火災保険を更新する前に検討すること
一刻も早く更新の手続きをしたいところですが、せっかくなら保険料は安く済ませたいですよね。
火災保険の保険料は保険会社によって大きな差があります。
慌てて更新の連絡をする前におススメなのが
火災保険一括見積もりです。
保険料の差は10万円以上になることも。おススメの一括見積もりは電話セールスもなくノンストレスで利用できました。
火災保険検討の手順
実際に私が一括見積もりを試した記事を参考に損をしない保険選びをしましょう。
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